働きやすい環境を作る方法は?フレックス制度を実際に導入してみた

私は以前、大手企業に務めていて、福利厚生などもかなりしっかりしている会社でした。社宅・保養所、フレックス制度の導入、有給休暇の取得、、、などこういった制度などはすべて揃っていました。

しかも、割とちゃんと制度を利用できていたので、凄い優良企業でした。

多分こんな会社、大手でもほんの一握りだけでしょう。

 

それじゃあ、中小企業やベンチャー企業などの実態はどうでしょう?

私の知人もベンチャー企業に務めていますが、有給休暇って何ってレベルです。。

大手企業であっても、実際に有給休暇なんて取れなかったり、毎日深夜まで働いていたり、日本はまだまだそんな企業ばっかりです。

 

スタートアップ企業の就業規則を考える際、色々考えましたが大手でなくても、社員が働きやすい環境を作るべきだと感じました。

というのも、世の中には働きたいのに働けない優秀な人材がたっくさんいるからです。

特に多いのが、子供が産まれて保育園に受からなくて、仕事が続けられなくなってしまうお母さんです。

それって、会社の制度のせいなんですよね。

大手などではフレックス制度が取り入れられているところも少しでてきましたが、こういった制度などで柔軟に働けるような環境を作らなければ絶対にこのような女性は働くことができません。

 

実際、保育園に通わせるママって、毎日子供が熱が出たり、保育園が急に台風で休みになったり、怪我をしたり・・・など、ほんと様々な理由で急遽帰らなければならないってのが日常茶飯事です。

 

なので、うちの会社ではフレックス制度を導入しました。

11時から15時の4時間がコアタイムといって、全員来ないと行けない時間帯で、それ以外の時間は事前に連絡だけしておけば、自由に出社時間、退社時間を決めてOKという制度です。月のトータル働かなければいけない勤務時間をクリアさえすれば、15時に帰っても何も言われません。

だから、うちのスタッフは、今日はちょっと集中力が続かないから、今日は遠方で飲み会があるから、保育園に迎えに行くから、、といったような理由で当たり前のようにみんなが自分で時間設定をしています。

それもあって、女性スタッフは保育園に預けながら週5で働けていますし、男性スタッフでも保育園迎えのために16時過ぎに帰ることがよくあります。

でもそのフレキシブルな働き方のおかげで、みんな縛りなく自由に働けているので、本当に導入してよかったなと思います。

 

しかも、有給休暇も年間20日で設定しているのですが、本当にちゃんと取れる環境にしています。

 

要は、仕事さえちゃんとやって、結果を残してくれればいいんです。

 

 

フレックス制度のデメリットでいうと、時間管理が面倒なところですかね。

小さい会社なので、WEBシステムもしっかりしておらず、勤怠表にハンドで累計時間を入力しているのが実態です。

ただ、その代わり各自しっかり時間管理してくれるようにはなりました。

それ以外のデメリットは、出社時間がズレることによって、コミュニケーションが取れる時間が限られることです。

早い人は8時頃に出社し、遅い人で11時に出社します。3時間ズレるので、勤務中に話をする時間が短くなりますし、昼メシ時間も異なったりします。

まぁ本当に大事なことはコアタイムがあるし、ChatWorkでやり取りできるのであまり大きな問題ではないですが。

 

デメリットといえば、今のところ、これくらいです。

 

私自身もフレックス制度のおかげで、子供の保育園お迎えにも行けるようになって妻と協力しながら子育てができるようになって本当に助かってます。

自分だけじゃなくて、妻も仕事で遅くなるときなど助け合いができるので、これからの共働きが当たり前の日本ではこの制度が必須になってくるのでないかと思います。